富士通は8月6日、微弱電波を使って店舗内の客などにワンセグコンテンツを配信するシステム「スポットキャスト」を発売した。普及が進むワンセグ対応携帯電話を、店頭での商品説明やクーポン配布サイトへの誘導などに活用する狙いだ。
微弱な電波を使うため、免許不要で送信機を設置して利用できる。視聴可能距離は端末側の性能や設置場所などにより異なるが、約50センチが目安という。映像と同時にデータ放送も配信でき、携帯電話向けサイトへの誘導も行える。
美術館・博物館での展示品解説や、店頭での商品説明と割引クーポン配布、イベント会場での特典コンテンツ配信──といった用途を想定。送信機は29万8000円(税抜き)、配信用コンテンツ作成サービスが7万5000円(同)からなど。2010年度末までに30億円の売り上げを目指す。
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