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EFF、ブッシュ大統領らを違法監視で提訴

» 2008年09月19日 08時38分 公開
[ITmedia]

 電子フロンティア財団(EFF)は9月18日、米AT&Tの顧客5人の代理人として、米国家安全保障局(NSA)とそのほかの米政府機関を相手取り、一般市民の通信記録の違法な監視をやめるよう提訴した。またブッシュ大統領、チェイニー副大統領および政府高官数人についても、令状なしの監視を認めたとして提訴した。

 この訴訟では違法監視の記録が提示されるという。これにはAT&Tが個人のインターネット利用記録をNSAに流していたことを示す、元AT&Tの技術者マーク・クライン氏による文書などが含まれる。

 マーク・クライン氏による文書は、EFFが2006年にAT&Tを相手取って起こした集団訴訟でも用いられた。米議会は今年初め、国民の通信記録監視に協力したAT&Tおよびそのほかの企業の免責を認める法律を可決。この集団訴訟は暗礁に乗り上げたが、EFFはこの免責の合法性と今回の訴訟への適用可否を問うとしている。

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