日立製作所は10月16日、体重とウエストサイズ(腹囲)から内臓脂肪の蓄積度合いを推定し、擬似的な腹部の断面画像として表示する内臓脂肪シミュレーション技術を開発したと発表した。メタボリックシンドロームを改善する特定保健指導を効果的に支援できるとしている。
7万5000例の検診データを解析し、体重と腹囲から内臓脂肪の面積を推定するアルゴリズムを開発した。腹囲が小さい人と大きい人では、同じように体重を減らした場合でも腹囲の変化が異なることも判明。ダイエットで体重が目標値に到達した時の腹囲や内臓脂肪の蓄積も推定できるようにした。
脂肪の蓄積度合いは、腹部をX線CTで撮影したような断面画像で表示する。目標体重を入力すれば画像が変形し、目標達成時の画像を確認できる。
10月17日から開かれる「第29回日本肥満学会」(大分県大分市)で発表する。
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