東芝が10月29日発表した08年4月〜9月期の連結決算(米国会計基準)は、営業損益が235億円の赤字だった。半導体事業を含む電子デバイス部門が不振で、825億円の黒字だった前年同期から大幅に悪化した。
売上高は5%減の3兆4958億円、税引き前損益は635億円の赤字(前年同期は768億円の黒字)、純損益は385億円の赤字(同457億円の黒字)だった。「予想を上回る急激な半導体価格の下落と、景気減速に伴う市場の縮小の影響を受けた」としている。
半導体事業を含む電子デバイス部門の営業損益は635億円の赤字で、前年同期から1175億円悪化。家電部門も、照明・空調事業が市場悪化の影響を受け、71億円の営業赤字になった。PCやテレビ、携帯電話を含むデジタルプロダクツ部門は減収増益、発電システムなどを含む社会インフラ部門は増収増益だった。
通期業績予想は、9月19日に下方修正した際の予想値を据え置いた(東芝、通期業績見通しを大幅下方修正 半導体不振)。
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