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同人誌イベント「サンクリ」参加サークルの個人情報が流出

» 2009年01月17日 21時21分 公開
[ITmedia]
photo クリエイション公式サイトの告知

 同人誌即売会「サンシャインクリエイション」に参加した同人誌サークルの個人情報がインターネットに流出しているという報告があり、同イベントを運営するクリエイション事務局は1月17日、事実確認と調査を進めていることをWebサイトで告知した。

 ネット上の報告によると、個人情報はWinnyネットワーク上で確認されている。データ流出元がWinnyウイルスに感染し、流出したらしい。

 流出したとされるのは、過去に開かれた十数回分のサークル参加者の申込者名簿やスタッフの情報など、多数のファイル。名簿にはサークル名と参加者の本名や住所、年齢などのほか、各サークルの同人誌持ち込み予定数も含まれている。1回当たりで2500以上のサークル情報が含まれる場合もあり、該当する人数は延べで数万規模に上るとみられる。

 過去にサークル参加したある同人作家は、ネット上に何者かがアップロードした参加者名簿を17日夜に発見。その中に自分の個人情報が含まれているのを確認したという。「同人イベントの個人情報管理には不安があったが、まさか自分が流出の被害者になるとは……」と憤っている。

 事務局はWebサイトで、個人情報がネット上に流出しているとの情報が寄せられたことを報告。「事実関係を確認し次第、速やかに公表およびご連絡をさせていただきます」としている。また「参加者および関係者の皆様には多大なるご迷惑・ご心配をおかけしましたことを深くお詫び申し上げます」と謝罪した。

 サンシャインクリエイションは、東京・池袋のサンシャインシティで年4回開催されている大規模な同人誌即売会で、「サンクリ」と呼ばれる。オールジャンルだが、男性向けが中心。

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