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au、防水・耐衝撃性能備えた法人用端末 .NETアプリにも対応

» 2009年01月22日 01時20分 公開
[岡田有花,ITmedia]

 KDDI(au)は1月21日、防水・耐衝撃性能を備えた法人向け端末「E05SH」「E06SH」を今春から順次発売すると発表した。BREW上で.NET Framework対応アプリケーションを利用できるプラットフォーム「.net by au」に対応する。

 今後は、両端末とネットワーク、アプリケーションなどをセットで提供する法人向けソリューション販売を強化。中小企業ユーザーの取り込みを急ぐ。


画像 E05SH
画像 バーコードスキャナを搭載したE06SH

 「E05SH」「E06SH」はシャープ製のストレート端末。IPX5/IPX7準拠の防水機能や、落下などの衝撃から保護するプロテクター、指紋認証機能など、業務に必要な機能を詰め込んだ。利用できるアプリや機能を管理者が制限できる機能も装備している。

 E05SHはSDIOスロットを装備。PHSか無線LAN対応SDIOカードを内蔵でき、内線電話として使える。E06SHはバーコードスキャナを搭載し、ハンディターミナルとしても利用できる。

 「.net by au」は、.NET Frameworkと互換性のあるBREWのアプリケーションプラットフォーム。Windows PC向けの開発ノウハウやソフト資産をau端末上で利用できる。

 4月15日からは法人向け音声定額サービス「KDDIビジネスコールダイレクト」を開始。あらかじめ登録したグループ内で、au携帯とKDDI固定電話の間での国内通話を定額で提供する。

 同社の法人向けサービスはこれまで、企業ごとにフルカスタマイズした端末やアプリなどを提供してきたが、コストと開発期間がかかるという問題があり、特に中小企業での導入が進んでいなかったという。

 拡張性が高い新端末2機種なら企業ごとに必要な機能を選んで使える上、.net by auを活用すればPC向けソフト資産を流用することが可能。フルカスタマイズ不要でコストを抑えたスピーディーな導入が可能になるとしている。

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