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» 2009年02月20日 13時20分 公開

ミニノートはノートPCと食い合うか?(2/2 ページ)

[Nicholas Kolakowski,eWEEK]
eWEEK
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 多数のアナリストは、NetbookがノートPCの売り上げを奪うという懸念は大げさだとしている。だからと言って、安価な代替選択肢としてのNetbookの台頭が顕著であることは変わらない。

 「1年あまりの間に、NetbookはLinuxとSSDを搭載したデバイスから、従来のノートPCのような、フル機能Windowsと120GバイトHDDを搭載したシステムに進化した」とIDCのアナリスト、リチャード・シム氏は言う。「ここで2つの影響が見られた。多くのNetbookはより堅固に高価になり、ノートPCはNetbookと同じ価格帯になってきた」

 従来のノートPCがNetbookに奪われた市場シェアは、「多くの人が心配しているよりはずっと少ない――10〜15%かもしれない」とシム氏は考えている。

 IDCは、2008年に1000万台のNetbookが売れ、ノートPC市場全体(販売台数1億4200万台)に占める割合は10%弱になると予想していた。AcerなどのノートPCメーカーは、DellやHPなど大手に対抗して市場シェアを獲得するためにNetbookに積極的に参入することで、低価格ノートPCの急速な成長と進化に貢献してきた。

 「1年前、(PCベンダーは)ほとんどこの市場にいなかった。伸び率は極めて高い」(シム氏)

 Netbookの成長に寄与しているもう1つの要因が景気低迷だ。この不況で、消費者はより価格の安いIT機器に向かっている。

 シム氏はこうも語る。「PCの価格は自然に下落していた。それに加えて、ミニノートPCが出てきた。この種のモデルは安価なので魅力的だ。多くの人は、Netbookが長期的に消費者の価値認識にどう影響するのかを懸念するようになっている」

 しかし、Netbookが業界の求めるハード売り上げの押し上げ要因となっていることを考えると、PCメーカーがNetbook製造を放棄することはないだろう。特に、経済が今のような低迷期にあるときには。

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