米Facebookは2月26日、ユーザー参加型の新しいガバナンス方針を明らかにした。第一弾の取り組みとして、新たな利用規約の草案を公開し、ユーザーの意見を募る。
公開された草案は、ユーザーの権利を規定するガイドライン「Facebook Principles」と、現行の利用規約に代わる「Statement of Rights and Responsibilities」。ユーザーからこれらについての意見を3月29日まで募集する。仮想の市民集会や投票も行い、ユーザーの意見を参考に新たな規約を作成するという。規約作成に参加するユーザー委員会も結成する意向だ。
今後は新しいプライバシーポリシー案も公開し、同様にユーザーの意見を募るとしている。
同社は2月初めに利用規約を変更したが、変更内容をめぐりユーザーから批判され、規約を元に戻した。新しいガバナンス方針はこの騒動を受けてのものだ。「われわれのような企業は、新たなガバナンスモデルを開発する必要がある。今回発表した変更は、ユーザーがわれわれの方針や未来に有意義に参加できるよう、Facebookをオープンにするためのものだ」とマーク・ザッカーバーグCEOは述べている。
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