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パイオニアとシャープ、光ディスク事業を統合 新会社でBlu-ray拡大へ

» 2009年04月09日 15時33分 公開
[ITmedia]

 パイオニアとシャープは4月9日、両社の光ディスク事業を移管・統合する合弁会社を設立することで基本合意したと発表した。両社の技術力を持ち寄り、Blu-ray Disc(BD)市場で主導的ポジションを目指す。

 今後詳細を詰め、6月25日までに合弁契約締結、10月1日までに新会社を設立する予定。

 新会社に両社の同事業を移管し、ドライブやレコーダー・プレーヤー用製品を中心に、開発、設計、製造、販売を行う。「両社の光ピックアップ、光ディスクドライブやシステム設計などの技術力を統合することで事業を一層強化し、両社の協力関係を通じて両社AV事業における市場競争力をさらに強化していく」としている。

 両社は07年に業務・資本提携し、シャープはパイオニアの筆頭株主。パイオニアは当初、シャープからパネルを調達して液晶テレビに参入する方針だったが、その後薄型テレビから撤退。シャープの片山幹雄社長は、8日の経営戦略説明会で「シャープが力を入れているBDでパイオニアと協力していきたい」と話していた。

 パイオニアは光ディスクドライブ技術に定評があり、BDに注力しているシャープは国内BDレコーダー市場でパナソニック、ソニーとトップシェアを争っている。

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