ネット専業のカブドットコム証券の社員がインサイダー情報をもとに自社株を売買して利益を得た疑いがあるとして、証券取引等監視委員会が調査していることが分かった。
同社は5月13日、調査を受けていることを認め、「同委員会が調査中のため、事実関係などに関するコメントは控える」とした。
報道によると、三菱東京UFJ銀行が2007年3月に同社株式を公開買い付け(TOB)すると発表した際、この社員は情報の公表前に知人名義の口座を使って同社株を購入、公表後に売却し、利益を得ていた疑いがあるという。
同社は「同委員会の調査に対して全面的に協力し、社内でも調査をしている」とコメントしている。
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