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Macを狙う新手のマルウェア、相次いで出現

» 2009年06月11日 08時17分 公開
[ITmedia]

 Worldwide Developers Conference 2009(WWDC 2009)でAppleとMacが注目される中、セキュリティ企業の英Sophosは6月10日のブログで、Macを狙ったマルウェアの新しい亜種が相次いで見つかったと伝えた。

 このうちの1つは、「新しいMacintoshワームのソースコード」と称してSophosに送られてきたという。同社で分析したところ、Macに感染するマルウェア「Tored」の亜種であることが分かった。

 もう1つのマルウェアは、アダルトサイトに隠されていた。このケースでは、攻撃者が「ポルノ動画を閲覧するためにはActiveXコンポーネントをインストールしてほしい」というメッセージを閲覧者に発して、トロイの木馬をダウンロードさせる手口だった。

 ダウンロードされるトロイの木馬は、やはりMacに感染するマルウェア「Jahlav」の亜種であることが判明。感染するとPerlスクリプトを実行し、HTTPを使って外部のサイトと通信して攻撃コードをダウンロードしてくるという。

 Mac狙いのマルウェアは、Windowsを狙ったものに比べるとまだ圧倒的に少ないが、今後さらに増えることが予想されるとSophosは強調している。

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