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Windowsのブルースクリーンに見せかけた画面でだますマルウェアが出現

» 2009年08月05日 08時19分 公開
[ITmedia]

 Windowsのブルースクリーンに見せかけた画面でユーザーをだまして有料のソフトを買わせようとする新手のマルウェアが見つかった。セキュリティ各社がブログで伝えている。

 米Sunbelt Software英Sophosによると、このマルウェアはセキュリティソフトを装ったトロイの木馬の1種。感染するとWindowsの壁紙を変えてしまい、重大なトラブルが起きた場合に表示されるブルースクリーンに見せかけた画面を表示する。次いで英語の警告メッセージを流し、「あなたのコンピュータはスパイウェアに感染しています」などの文言で脅してシステムのスキャンを迫る。

 最終的には、マルウェアを削除するためと称して有料の偽セキュリティソフトを購入させられる。今回の手口ではブルースクリーンを使っているためだまされやすいが、Sophosなどはマルウェア作者の狙いが金銭をだまし取ることにあるのは明らかだと指摘している。

ブルースクリーンに見せかけた画面のイメージ ブルースクリーンに見せかけた画面のイメージ(出典:SophosLabs blog)

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