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USEN、ISP事業をSo-netに売却へ

» 2009年11月25日 18時06分 公開
[ITmedia]

 USENとソネットエンタテインメント(So-net)は11月25日、USENのISP事業をSo-netに売却する協議を始めると発表した。USENは本業の有線放送事業への集中を進めており、固定費負担が重いISP事業の売却を検討していた。年内をめどに契約を結ぶ方向で協議する。

 USENは「GyaO 光 with フレッツ」などのサービス名で光接続事業を展開していたが、加入者は約23万件にとどまっていた。同事業をSo-netに売却する一方、有料動画配信サービス「ギャオネクスト」とSo-netの光接続サービスを両社で代理販売することで、映像配信サービスの販売力を強化できるとしている。

 USENは2001年2月(当時は有線ブロードネットワークス)、商用としては世界初の光ファイバーによるブロードバンドサービス「BROAD-GATE 01」を開始。2006年には、急成長していた動画配信サービス「GyaO」(現在はヤフー傘下)とサービスブランドを統一していた。

 同社は「カラオケUGA」で知られる子会社BMBをブラザー工業に売却したほか、映画配給子会社だったギャガ・コミュニケーションはMBO(マネジメントバイアウト)により独立するなど、事業の集中と選択を進めている。

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