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FCC、1億世帯に100Mbpsブロードバンドを提供する計画を発表

» 2010年02月17日 17時18分 公開
[ITmedia]

 米連邦通信委員会(FCC)は2月16日、3月に議会に提出する予定の「全米ブロードバンド計画」の目標について発表した。

 全米ブロードバンド計画は、2009年2月に成立した米国の景気刺激策「米国再生・再投資法(American Recovery and Reinvestment Act)」に基づいて立ち上げられた、全米国民に安価で使いやすいブロードバンドアクセスを提供するための計画。

 FCCはこの計画で「100 Squared(100の2乗)」と名付けたイニシアチブの下、1億(100 million)世帯に100Mbpsレベルのネットワーク接続を提供することを目指す。FCCはまた、米国は世界規模のネットワーク高速化競争でトップに立つべく、100Mbps以上のインフラを目指すべきだとしている。Googleが2月10日に発表した1Gbpsのブロードバンド実験計画に触れ、他社にも未来に投資するよう呼び掛けた。

 現在米国での一般世帯のブロードバンド普及率は65%で、韓国(95%)やシンガポール(88%)に大きく後れを取っている。FCCはこの計画で、普及率を90%以上に上げることを目指す。

 同計画にはこのほか、学校や図書館のネット接続を普及させるE-Rateプログラム、スマートグリッドを促進するためのブロードバンド導入、多くの周波数帯の自由化などに関する提言が盛り込まれている。

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