会社更生法の適用を申請したウィルコムの大株主・京セラは2月18日、ウィルコムに対する売掛債権153億5000万円が取り立て不能か取り立て遅延になる恐れがあると発表した。
京セラはウィルコム株式の30%を保有する第2位株主で、PHS端末と基地局をウィルコムに供給している。ウィルコムは、商取引債権は従来通りの条件で弁済するとしているが、大株主である京セラに対してはある程度の放棄を要請しているもようだ。京セラの売掛債権残高は、同社純資産の1.1%に当たる。引当額は精査中で、今後開示する。
経営破たんに対する株主責任を明確にするため、ウィルコムは100%減資を実施し、既存株主の持ち分を一掃した上でスポンサーを迎える見通し。
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