BS-TBSは、ドラマ「ニコニコ少女」を4月23日から3夜連続で放送する。放送に先立ち、7日から「ニコニコ動画」で本編を先行配信。テレビ放送時には、ニコ動で投稿されたユーザーコメントを重ねたまま流す“ユーザー参加型ドラマ”だ。ドワンゴなどが開発した、ニコ動を視聴者参加プラットフォームとして活用する新サービスの第1弾だ。
ニコニコ少女は、「おむすび」や「手巻きずし」といったノリにかかわる食べ物をおばあちゃんのために探しに行く1話約2分半・全3話のコメディー。食品メーカーのニコニコのりがスポンサーとなり、先行配信は「ニコニコのりチャンネル」で始まった。
テレビでは各話を2回ずつ放送する。まず通常の映像を流した後で、ユーザーコメントを重ねた映像も流す。コメントは11日までに投稿されたものからBS-TBSが選ぶ。「たくさんの書き込みがあると期待しているので、面白いものを入れていきたい」(BS-TBSの丹羽多聞アンドリウ プロデューサー)
ドラマは、ドワンゴと博報堂DYメディアパートナーズが開発したサービス「ニコニコドラマ」の第1弾。テレビ局が制作したコンテンツをニコ動で放送前に配信し、コメントを集めて放送できるのが売りになっており、コメントによる視聴者参加型にすることで、リアルタイム視聴の促進も可能になるとしている。
ドワンゴ取締役の夏野剛氏は「ニコ動もここまできたかと感慨深い。このドラマこそ通信と放送の融合。これでプレミアム会員が増えたらニコ動の黒字化につながるのでは」と期待している。
ドラマは、23日から3日連続で放送。放送時間は、23、24日が午後9時54分〜10時。25日が午後10時54分〜11時。ニコ動での配信は3カ月行う。
ニコニコのりとニコ動がコラボした「ニコニコのり極(きわみ)」も7日から「ニコニコのりネットショップ 楽天市場店」と「ニコニコうまいもん倶楽部」で販売。2525個の個数限定で、価格は2525円。
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