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Microsoft、「Producer 2003」の脆弱性に対処

» 2010年05月06日 08時29分 公開
[ITmedia]

 米MicrosoftはPowerPoint 2003向け拡張ツール「Producer 2003」の更新版を5月3日付でリリースした。リモートからコードを実行される恐れのある脆弱性に対処している。

 Producerはリッチメディアプレゼンテーションを作成・編集するためのツール。脆弱性は、3月の月例セキュリティアップデートで対処したWindowsムービーメーカーの脆弱性(MS10-016)と共通するものという。しかし、3月の時点でProducerの更新版は公開していなかった。

 脆弱性を悪用された場合、攻撃者が細工を施したプロジェクトファイルをユーザーに開かせることにより、リモートからコードを実行できてしまう恐れがある。深刻度は上から2番目に高い「重要」となっている。

 同社はProducer 2003の全ユーザーに、更新版へのアップデートを呼び掛けている。また、アップデートできないユーザーのために、回避策を適用するための「Fix it」ツールも併せて公開した。このツールではファイルの関連付けを削除し、プロジェクトファイルをダブルクリックしても、Producerで開かれないようにしている。

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