Operaブラウザの最新バージョン「Opera 10.61」が8月12日にリリースされ、3件の脆弱性と多数の不具合が修正されている。
Operaのアドバイザリーによると、3件の脆弱性の中で最もリスクが高いのは、HTML5カンバスのヒープバッファオーバーフロー問題となる。場合によってはクラッシュを誘発し、任意のコード実行に利用される恐れがあるという。
このほか、タブのフォーカスを切り替えてインターネットからダウンロードしたプログラムを実行させることができてしまう問題(中リスク)と、ニュースフィードをプレビューしただけで、ユーザーの同意なくそのフィードを登録させることができてしまう問題(低リスク)にも対処した。
また、「Fraud Protection」(詐欺防止)という機能の名称は、「Fraud and Malware Protection」(詐欺とマルウェア防止)と改称した。Opera 10.61はPC、Mac、Linux版がそれぞれ公開され、Operaは全ユーザーにアップデートを呼び掛けている。
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