世界のインターネット利用者は2010年に20億人を超える――国際電気通信連合(ITU)が10月19日に報告した。
ITUによると、世界のインターネット利用者は過去5年で倍増。2010年は2億2600万人増えて、20億人を超えるという。自宅にネット回線のあるユーザーは2009年には14億人で、今年は約16億人に増えた。
20億人のネットユーザーのうち、12億人は開発途上国のユーザー。ネット人口最多は中国で、4億2000人以上に上る。ネット普及率は先進国で71%、開発途上国で21%。先進国ではネットユーザーの65%が自宅からアクセスしているのに対し、開発途上国では自宅からのアクセスは13.5%で、多くは学校や職場など公共の場所から接続している。
2010年末の時点で、固定ブロードバンド回線の普及率は8%の見込み。先進国(24.6%)と開発途上国(4.4%)で普及率に大きな開きがある。
一方、携帯電話は世界人口の90%に普及しており、携帯電話加入件数は推定53億件に上る。開発途上国での普及率は68%、先進国は携帯市場が飽和しており、100人当たりの加入契約数は116件となっている。3Gネットワークの普及が進んでおり、2005年に7200万件だった加入数は9億4000万件に伸びている。
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