尖閣諸島沖の中国漁船衝突事件を海上保安庁が撮影したとみられるビデオがYouTubeに投稿されていることが分かった。中国漁船とみられる船が海保の巡視船とみられる船に衝突する様子が生々しくとらえられている。
※5日午前8時30分追記:動画は投稿者によって削除されたが、元の動画をコピーしたものを複数のユーザーが次々に投稿しており、YouTubeには計50本近い動画が公開されている。
動画は11月4日付けで「sengoku38」というIDから6本が投稿されている。「本当の尖閣 海上保安庁1」では冒頭、巡視船「よなくに」から撮影されたとのテロップで始まる。
「本当の尖閣 海上保安庁4」では、中国漁船とみられる青い船が巡視船とみられる船に向かって取り舵で船首を向け、巡視船とみられる船の左舷に衝突する様子がとらえられている。衝突の瞬間、「本船に当てました」「今の位置確認、今の位置確認」という現場の騒然とした音声も聞くことができる。
「日本の尖閣 海上保安庁5」では、中国漁船とみられる船が巡視船とみられる船の右舷船尾部に衝突。サイレンが鳴る中、「本船、巡視船みずきに接触した、衝突してきた」と叫ぶ音声が聞こえる。
各紙の報道によると、海保は映像の真偽を確認中としているが、「本物の可能性が高い」とみているという。
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