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集英社など漫画出版10社、都条例に改めて抗議 アニメフェア不参加、ファンにわびる

» 2010年12月22日 19時42分 公開
[ITmedia]

 小学館、講談社、集英社など漫画出版10社で構成する「コミック10社会」は12月22日、15日に可決・成立した東京都の改正青少年健全育成条例に改めて抗議し、「東京国際アニメフェア」への参加を拒否したことをファンにわびる声明文を発表した

 10社会は、アニメフェアを心待ちにしていたアニメファンに対し、参加拒否を「心よりおわびを申し上げる」としながらも、「このような行動を取らざるを得なかったのは、なんとしても都条例の可決に反対するため、何らかの意思表示をすることが、全国の漫画・アニメファンのためでもあると思ってのこと」だったと説明する。

 改正案の可決には「強く抗議の意を表明する」するとしており、可決されても「反対の立場であることには変わりない」。都に対しては「慎重な運用を求める」とする付帯決議に則った運用を強く求めるともともに、条例のありかたや運用について、「監視の手をゆるめることなく、常に先頭に立って問題提起をしていく決意」としている。

 10社会には3社のほか、角川書店、秋田書店、少年画報社、新潮社、白泉社、双葉社、リイド社が所属。都の条例改正案に反対し、アニメフェアへの参加・協力を拒否する声明を12月10日に出していたが、改正案は15日に可決・成立した。

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