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オープンインタフェースが破産 元ヘラクレス上場

» 2011年04月06日 16時12分 公開
[ITmedia]

 帝国データバンクによると、ソフトウェア受託開発などを手がけていたオープンインタフェースが3月31日に東京地裁から破産手続き開始決定を受けた。負債は推定30億円。

 日本語PC/AT互換機規格の1つ「AX」についての業界団体「AX協議会」の理事会社だった大手電子部品メーカーなどが出資して1992年に設立。PCや周辺機器の互換性テストからソフトウェアの受託開発に事業を広げ、2001年9月にナスダック・ジャパン(当時)に新規上場、03年8月の売上高は22億3400万円だった。

 その後不振に陥り、債務超過に転落。社債発行で資金調達してM&Aを行うなどしたが、赤字は拡大し、09年9月に大証ヘラクレス上場廃止となった。その後も回復せず、昨年末に債権者から破産を申し立てられていた。

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