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米国発のスパムが依然最多、韓国も浮上――スパム中継国ランキング

» 2011年05月12日 07時37分 公開
[鈴木聖子,ITmedia]

 セキュリティ企業の英Sophosは2011年1〜3月期のスパム中継国ランキングを発表した。首位は依然として米国だが、世界のスパム流通量に占める米国発のスパムの割合は前期の18.83%から13.7%に減少している。

 同社の5月11日付のブログによると、1〜3月期に流通したスパムは世界229カ国から送信されていた。ほぼ全てが、マルウェア感染などによってボットネットに制御された一般ユーザーのPCから送信されているという。

 中継国ランキング2位のインドから送信されたスパムは7.1%を占めて前期より増加。3位はロシア(6.6%)、4位はブラジル(6.4%)で順位が入れ替わった。5位には韓国(3.8%)が前期の8位から浮上している。

 かつては筆頭急のスパム中継国だった中国は、スパム発信量が激減して2010年1〜3月期の統計で上位12カ国から姿を消し、今回のランキングにも入っていない。

1〜3月のスパム中継国ランキング トップ12(資料:Sophos)

順位 国名 割合
1 米国 13.7%
2 インド 7.1%
3 ロシア 6.6%
4 ブラジル 6.4%
5 韓国 3.8%
6 英国 3.2%
7 イタリア 3.1%
7 フランス 3.1%
9 スペイン 2.8%
10 ドイツ 2.6%
11 ルーマニア 2.5%
12 ポーランド 2.3%
その他 42.8%

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