セキュリティ企業の英Sophosは2011年1〜3月期のスパム中継国ランキングを発表した。首位は依然として米国だが、世界のスパム流通量に占める米国発のスパムの割合は前期の18.83%から13.7%に減少している。
同社の5月11日付のブログによると、1〜3月期に流通したスパムは世界229カ国から送信されていた。ほぼ全てが、マルウェア感染などによってボットネットに制御された一般ユーザーのPCから送信されているという。
中継国ランキング2位のインドから送信されたスパムは7.1%を占めて前期より増加。3位はロシア(6.6%)、4位はブラジル(6.4%)で順位が入れ替わった。5位には韓国(3.8%)が前期の8位から浮上している。
かつては筆頭急のスパム中継国だった中国は、スパム発信量が激減して2010年1〜3月期の統計で上位12カ国から姿を消し、今回のランキングにも入っていない。
1〜3月のスパム中継国ランキング トップ12(資料:Sophos)
順位 | 国名 | 割合 |
---|---|---|
1 | 米国 | 13.7% |
2 | インド | 7.1% |
3 | ロシア | 6.6% |
4 | ブラジル | 6.4% |
5 | 韓国 | 3.8% |
6 | 英国 | 3.2% |
7 | イタリア | 3.1% |
7 | フランス | 3.1% |
9 | スペイン | 2.8% |
10 | ドイツ | 2.6% |
11 | ルーマニア | 2.5% |
12 | ポーランド | 2.3% |
― | その他 | 42.8% |
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