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Facebookに“キュレーター”を選べるニュースアプリ「WSJ Social」が登場

» 2011年09月21日 11時24分 公開
[佐藤由紀子,ITmedia]

 米Wall Street Journal(WSJ)は9月20日(現地時間)、米Facebook向けのアプリ「WSJ Social」(リンク先を開くにはFacebookへのログインが必要)のβ版を公開した。WSJの最新記事をFacebook内で購読できる。現在は表示される記事はすべて無料で全文を読めるが、米メディアNew York Observerによると、1カ月後にはオンライン版と同様、全記事を読むにはサブスクリプションが必要になるという(支払い方法は不明)。

 wsj 2 WSJ Socialのトップページ。米Dellと米Intelがスポンサーになっている

 アプリのトップページには記事へのリンクがグリッド状に並び、リンクをクリックするとFacebook内で記事が表示される。記事のページの右側にコメント欄が設けられており、他のFacebookユーザーと記事について意見交換できるようになっている。

 wsj 2

 このアプリの大きな特徴は、表示するコンテンツを“キュレーション”してもらうEditor(編集者)を選べることだ。アプリの左欄に「Editors」の表示スペースがあり、ユーザーは「View All Editors」で選んだ「Editor」をここに追加できる。例えばテクノロジー系のニュースを重点的に読みたければ「WSJ Technology」を選べばいい。Editorとしては、テクノロジー、文化、などのテーマ、WSJの個人編集者のほか、外部のFacebookユーザーも登録されている。

 wsj 3

 Facebookは22日、サンフランシスコで年次開発者会議「f8」を開催する予定だ。米AllThingsDによると、このカンファレンスのメインテーマは「Read. Watch. Listen.」となっており、多数のメディアパブリッシャーとの提携が発表されるとみられている。

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