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「一太郎」最新版でEPUB 3.0対応 電子書籍制作を容易に

» 2011年12月08日 19時09分 公開
[ITmedia]

 ジャストシステムは12月8日、日本語ワープロソフトの最新版「一太郎2012 承(しょう)」を来年2月10日に発売すると発表した。電子書籍フォーマット「EPUB 3.0」形式に対応し、作成した文書を同形式で電子書籍化することが可能だ。パッケージ価格は通常版が2万1000円、バージョンアップ版が8400円など。

 定番ワープロソフトの最新版。EPUB 3.0に対応し、フォントや文字サイズ、文字色、塗りつぶしなどの文字飾りに加え、ルビ、傍点、縦中横など日本語文書固有の表現、段組、脚注などさまざまな設定が可能としている。1ページ目や指定した画像を表紙にして電子書籍化できる。

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 目次や索引、ふりがななどを簡単に設定できる「文書編集パレット」や、「仝」「〆」「ゞ」といった文字を入力する「文字パレット」などを画面右側に搭載し、日本語表現を支援する。推測変換機能を強化した日本語入力システム「ATOK 2012 for Windows」を搭載する。

 統合グラフィックソフト「花子2012」、メールソフト「Shuriken 2012」、読み上げソフト「詠太2」、ヒラギノフォントを同梱する上位版「プレミアム」(2万6250円)と、ハンディスキャナーを同梱した最上位版「スーパープレミアム」(3万4650円)を同時発売する。

 ATOK 2012単体も同時に発売。推測変換を強化した新エンジンを搭載し、少ないキータッチで入力が行えるようになるという。パッケージ版の価格は通常版が8400円。

 それぞれ対応OSはWindows XP/Vista/7(32ビット/64ビット)。

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