韓国のSamsung Electronicsは12月22日(現地時間)、米GoogleのAndroid搭載スマートフォン「GALAXY S」とタブレットの「GALAXY Tab」(7インチ)を最新OSの「Android 4.0(コードネーム:Ice Cream Sandwich)」に対応させないと発表した。
その主な理由として、使用可能なメモリ(RAM、ROM)容量の不足を挙げている。2010年3月発表のGALAXY Sと同年9月発表のGALAXY Tabは、RAMの容量がいずれも512Mバイトだ。
2010年12月に発表されたSamsung製のGoogleブランド端末「Nexus S」もRAMは512Mバイトだが、こちらはAndroid 4.0に対応する。
Nexus Sと異なり、これらのモデルにはGoogleのプラットフォームだけでなく、メーカー独自のスキンやガジェット、モバイルTVなど地域による追加機能、通信キャリアによる追加サービスなどが搭載されているため、アップデートすると利用できるメモリ容量が不足し、満足できる環境を提供できないと説明。Samsungは「最適な使用環境を提供するための不可避な選択」であることを理解してほしいとしている。
これらのモデルは日本ではNTTドコモが販売した。
Samsungは21日に、Android 4.0に対応するGALAXYシリーズのモデルについて発表している。
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