米Googleは12月6日(現地時間)、スマートフォンOSの最新版「Android 2.3(コードネーム:Gingerbread)」と、同OSを搭載する自社ブランド端末「Nexus S」を発表した。Android 2.3のSDKは開発者向けサイトからダウンロードできる。
Android 2.3はうわさ通り近距離無線通信技術のNFC(Near Field Communication)をサポートするなど、以下のような改善点、新機能がある。
また、V8、WebMをサポートし、ゲーム開発者待望の3軸ジャイロスコープにも対応した。
Android 2.3を搭載する最初のスマートフォンNexus Sは、Googleのブランド端末としては1月発売の「Nexus One」に続く第2弾になる。Nexus Oneは台湾のHTCが製造したが、Nexus Sは韓国のSamsung製だ。また、不調に終わった自社のオンラインショップでのWeb直販という形態はとらず、米国では、SIMロック解除版と米T-Mobile版を米小売り大手のBestBuyが12月16日から独占販売する。日本での発売予定については明記されていない。
米国での販売価格は、SIMロック解除版が529ドルで、T-Mobile版は2年間の通話・データサービス契約付きで199ドル。
Nexus Sのハードウェア仕様は、4インチ(800×480)のスーパーAMOLEDタッチスクリーン、ビデオ会議も可能な2つのカメラ(メインカメラは500万画素)、16GバイトのmicroSDを搭載。プロセッサは1GHz Cortex A8で、ネットワークはGSM、HSPA、IEEE 802.11 b/g/n、Bluetooth 2.1+EDR、NFC、A-GPSに対応する。サイズは63×123.9×10.88ミリで、重さは129グラム。
Googleは同端末の新情報を提供するNexus Sの専用サイトを立ち上げた。「Sign Up」するとメールで新情報を受信でき、エントリーできる国のリストには日本も含まれている。
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