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Microsoft、IE 6の米国でのシェア1%切りを祝う

» 2012年01月04日 07時12分 公開
[佐藤由紀子,ITmedia]

 米Microsoftは1月3日(現地時間)、同社の旧版Webブラウザ「Internet Explorer(IE)6」の米国でのシェアが2011年12月に1%を切ったと発表した。

 同社は、セキュリティ上の問題回避や開発者への負担軽減を目的に、IE 6からIE 8あるいはIE 9へのアップデートをユーザーに呼び掛けており、昨年3月にIE 6終了促進のカウントダウンサイトを立ち上げた

 このサイトには米調査会社Net Applicationsの最新データに基づくIE 6のシェア分布図が掲載されており、Microsoftは新たに1%を切る国が増えるごとに“お祝い”をしている。

 ie6 米国の1%切りを祝うケーキ。HTML5ロゴが描かれている

 米国は、オーストリア、ポーランド、スウェーデン、デンマーク、フィンランドに続く6番目の“1%切り”国になった。同月には、チェコ、メキシコ、ウクライナ、ポルトガル、フィリピンも1%を切っている。

 日本の12月のIE 6のシェアは5.9%で、中国(25.2%)、韓国(7.2%)に次ぐ高さだ。

 ie6 2

 米GoogleのYouTubeGoogle Reader、Gmail、日本でもYahoo! JAPANやpixivなどがIE 6のサポートを終了している。

 また、Microsoftは昨年12月に、2012年からIEのアップグレード版をユーザー向けに自動配信する計画を発表した。日本での開始日程はまだ不明だが、自動配信が実施されると、Windows XPでIE 6を使っている場合はIE 8にアップデートされることになる。

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