米情報サービス大手のThomson Reutersは2月1日(現地時間)、ニュースサイトReuters.comに新しい“ソーシャルメディアハブ”、「Social Pulse」を開設したと発表した。
Social Pulseは、Reutersのソーシャルネットワーク(Reutersやその記者らがフォローしているTwitterアカウントからのフィード)でリアルタイムで話題になっているReutersの記事を紹介する「THE HIT LIST」、株価情報、“最もソーシャルなCEO”リスト「REUTERS & KLOUT 50」などで構成される。
いずれも、Twitterのデータに基づいており、Facebookなどの他のソーシャルサービスの情報は反映されていない。
Reutersが公式Twitterでフォローしているのは約800のジャーナリストやメディアで、一般読者ではない。The HIT LISTには、こうしたメディアのプロの間で話題になっている記事が表示される。Reutersが自ら編集しているトップページと比較するとその違いが分かる。
株価情報は、米Web分析企業WiseWindowが膨大なリアルタイムデータを収集・キュレーティングした情報に基づいているという。
REUTERS & KLOUT 50は、米Web分析企業Kloutが提供するスコアを基に、アクティブにツイートしている米国企業のCEOの上位50人を表示する。このリストは毎日更新される。
Reutersをはじめとする大手メディアがTwitterやFacebookなどのボタンを記事に設置してソーシャルメディアを利用するようになって久しいが、Social Pulseはさらに踏み込んだ利用法といえるだろう。Reutersは1月には米Google傘下のYouTubeに公式チャンネルを開設している。
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