米Googleの最初の社員として知られるクレイグ・シルバースタイン氏が退社する。米AllThingsDが2月9日(現地時間)に報じ、Googleがこれを認めた。
シルバースタイン氏は、オンライン教育サービスを手掛ける非営利組織、米Khan Academy入りする。2008年にMIT出身のサルマン・カーン氏が立ち上げたKhan Academyは、YouTubeの無料の教育ビデオを提供している。
Googleの社史によると、シルバースタイン氏は1998年9月に同社の最初の社員として共同創業者のラリー・ペイジ、サーベイ・ブリンの両氏によって採用された。シルバースタイン氏も2人と同じ、スタンフォード大学の出身だ。同大学の博士課程で研究した「圧縮演算法」で、Googleエンジンの構築に貢献したという。
2004年の株式公開の段階での肩書きは技術部門ディレクターで、近年はエンジニアの指導などに当たっていた。2004年の@ITによるインタビューでは、「私たちが始めたときからGoogleのカルチャーは変わっていないし、今後会社が大きくなっても変わらないと思う」と語っていた。
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