米Googleは2月14日(現地時間)、同社の「Google Public DNS」の1日当たりの平均リクエスト数が700億件を超え、世界最大のパブリックDNSになったと発表した。
同社は2009年12月、Web高速化の取り組みの一環としてGoogle Public DNSを立ち上げた。
DNSはサイトのURLをIPアドレスに変換する(名前解決と呼ばれている)ことで目的のサイトに接続する仕組みで、その変換は企業やISPなどのDNSサーバが担っている。
Googleは世界中のユーザーに対し、ISPなどのDNSの代替として、このサービスを無料で利用することを勧めてきた。
現在同サービスは米国外で人気があり、約70%のトラフィックが米国外からのものだという。Googleは世界各国で同サービス向けサーバを稼働させているが、今回新たに日本、オーストラリア、インド、ナイジェリアなどに新たにDNSサーバを設置した。
また、昨年6月に同サービスでのIPv6のサポートを開始した。
同社は6月6日に予定されているイベント「World IPv6 Launch」で、主な製品やサービスのIPv6への永久移行を実施する計画だ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR