米Facebookが昨年末に移転したメンロパークの新キャンパス内の建物の1つの屋上に、巨大なQRコードが出現した。
3月26日(現地時間)に投稿された公式Facebookノートによると、新キャンパスへの移転の際、マーク・ザッカーバーグCEOが「スペースハッカソン(訳注:ハッカソンはハッキングとマラソンを組み合わせた造語で、プログラミングの競技会を指す)で新居を自分たちらしくしよう」と呼び掛けたのがきっかけという。ザッカーバーグCEOの意図としては、自分のブースに気に入ったポスターを貼ったり壁にペイントしたりして、居心地を良くしてほしいということだったようだが、同社社員のマーク・パイク氏が巨大QRコードをペイントすることを思い立ち、賛同した約100人の社員とともに実施した。
パイク氏らはfbco.deというドメインを購入し、読み取るとこのサイトが開くQRコードを取得した。実際にリモコンで操作できる小型ヘリに搭載したカメラで上空からこの1辺が42フィート(約12メートル)のQRコードを読み取ったところ、読み取りに成功したという。
パイク氏は「この成功は、ハッカソンの成功というだけでなく、私がなぜFacebookで働くのが好きかを示す例になった。こんなばかげたことを誰も止めなかったし、優れたモバイルエンジニアやアプリケーションエンジニアが進んで協力してくれた」と語っている。
米Oracleに買収された米Sun Microsystemsの元本社があったこの広大なキャンパスは、広さは約230万平方メートルで、11のビルが建つ。中庭を中心に、2つのカフェ、2つのコーヒーショップ、病院、フィットネスセンターなどがある。オフィスには個人を隔てるついたてやキューブはなく、会議室はガラス張りで従業員同士のコミュニケーションの促進をはかっているという。
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