米オバマ政権は3月29日(現地時間)、いわゆる“ビッグデータ”分析に取り組むイニシアチブ「Big Data Research and Development Initiative」を立ち上げたと発表した。米連邦政府はこの取り組みに約2億ドルを投資する。
この取り組みには、国防総省(DOD)、国防高等研究計画局(DARPA)、エネルギー省(DOE)、国立衛生研究所(NIH)など、多数の連邦政府機関や国営組織のほか、米Amazon.comやカリフォルニア大学などの民間組織も参加する。
例えばNIHは、Amazon Web Services(AWS)で200テラバイトの「1000 Genomes Project」のデータを無料で公開する。このプロジェクトは、世界の75以上の大学や企業が参加する、遺伝子調査プロジェクト。研究者はAWSのコンピューティング料金を支払うだけで、この膨大なデータを利用できる。またDODは、ビッグデータに基づく意思決定システム構築に年額2億5000万ドルを投じる。
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