NTT(持ち株会社)とKDDIは4月5日、両社が共同で開発したFAXの規格「G3ファクシミリ」の国際標準化が、電気電子分野の歴史的業績をたたえる「IEEE マイルストーン」に認定されたと発表した。
米国電気電子技術者学会(IEEE)が選定しており、国内では「電卓の先駆的開発」(シャープ)や「VHSの開発、家庭用ビデオの世界標準」(日本ビクター)などに続き17件目。
同規格が国際標準化されたのは1980年。当時の日本電信電話公社とKDDがそれぞれ開発した符号化方式を融合した「READ方式」を日本統一規格として国際標準化機関CCITT(現ITU-T)に提案し、これを修正した「Modified READ方式」がG3ファクシミリ規格として国際標準に採用された。同規格は現在もFAXで一般的に利用されている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR