フィンランドのRovioがリリースしたばかりのゲーム「Angry Birds Space」の人気に便乗して、Android版にマルウェアを仕込んだ海賊版が配布されているのが見つかったという。セキュリティ企業の英Sophosが4月12日のブログで伝えた。
同社によると、海賊版は非公式のAndroidアプリ販売サイトで提供されているという。一見するとAngry Birds Spaceの完全版のように見せかけてあるが、Android 2.3のエクスプロイトツール「GingerBreak」を使って端末のroot権限を取得し、悪質なコードをインストールしてしまう。
感染した端末はリモートのWebサイトと通信してさらに別のマルウェアをダウンロードしようとする。ボットネットに加担させられて、攻撃に利用される恐れもあるとしている。
SophosではAndroidユーザーに対し、特に非公式のAndroidマーケットからアプリをダウンロードする場合は細心の注意を払う必要があると助言している。
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