大日本印刷(DNP)傘下の図書館流通センター(TRC)が運営するオンライン書店「ビーケーワン」(bk1)は5月中旬、DNPとNTTドコモの共同出資会社による電子書籍販売サイト「honto」と統合する。統合後はサイト名を「honto」に一本化、リアル書籍と電子書籍を1つのサイトで購入できるようになる。
hontoを運営するトゥ・ディファクトが5月1日付けでbk1の運営を引き継いだ上で統合する。統合後も同じメールアドレスとパスワードでログインでき、従来の「ビーケーワンポイント」は「hontoポイント」に引き継ぐ。hontoポイントは、通販・電子書籍に加えて丸善、ジュンク堂、文教堂書店の店頭で書籍を購入した場合でもポイントがたまるようになる。これまで会員情報やポイントが別々だったモバイルbk1も統合される。
bk1はAmazon.co.jpが上陸する前の2000年に、TRCや日本経済新聞社、富士通、電通などの共同出資で設立された「ブックワン」がオープンしたオンライン書店。05年にTRCが100%子会社化し、その後TRCはDNP傘下に入った。トゥ・ディファクトはDNPグループとドコモが共同出資で10年12月に設立した。
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