クラウドストレージサービスの米Dropboxは4月23日(現地時間)、Dropboxが提供する一意のURLを割り当てることで、読み取り専用でファイルやフォルダを共有できる新機能「リンクの取得」を発表した。この機能によって、Dropboxのアカウントを持っていない人ともファイルやフォルダを共有できる。
従来Dropboxでファイルを共有するには、Publicフォルダにファイルを移動する必要があった。また、Dropboxのアカウントを持っていない人とは共有できなかった。新機能を使えば、非DropboxユーザーにもDropbox上の写真アルバムを閲覧させたり、動画を再生させたりすることができる。
リンクを取得するには、Dropbox上の共有したいファイルまたはフォルダにマウスを置くと表示される鎖のアイコンをクリックするだけだ。または、ファイル上で右クリックすると表示されるメニューで「リンクを取得」をクリックすることでもリンクを作れる。
鎖のアイコンをクリックすると指定したファイルが表示されるので、そのURLをコピーして共有したい相手にメールやチャットで送付すれば、相手はそのファイルを開ける。写真アルバムをビュワーで閲覧したり、動画を再生することも可能だ。ただし、ファイルの編集はできない。
リンクを取得したファイルやコンテンツはそのままだとオープンになったままになるので、必要に応じてリンクを削除した方がいいだろう。リンクを削除するには、ホームの左に並ぶメニューから「リンク」を選び、表示されるリストで「削除」を選ぶ。
リンクの取得は、モバイルアプリでも可能だ。
この機能は、有料サービス「Dropbox for Teams」のユーザーに先行で公開されていた。Teamsのユーザーのフィードバックを反映してこのほど一般公開した。
米Googleが今週にもクラウドストレージサービス「Google Drive」を公開するといううわさがあり、米Microsoftも同日、SkyDriveの強化を発表している。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR