米Microsoftは4月23日(現地時間)、クラウドストレージ「SkyDrive」を強化したと発表した。うわさされていた有料での拡張プランや、Windows、Windows Phone、米AppleのMacとiOS向けのSkyDriveアプリケーションなどを紹介している。
SkyDriveをWindowsのエクスプローラでシームレスに管理できるようにするWindowsアプリケーション。Windows Vista、7、8に対応するプレビュー版をWindows Liveのページからダウンロードできる(Windows Liveのアカウントでのログインが必要)。
同アプリをインストールするとPCにSkyDriveフォルダが作成され、このフォルダに入れたファイルはすべて、SkyDrive.comや他のPC(Macを含む)、対応するモバイル端末で自動的に同期される。
こちらもプレビュー版で、Windows Liveのページのリンク先からダウンロードできる。
Office for Mac 2011は既にSkyDriveをサポートしているが、SkyDriveアプリを使うことでFinderでSkyDriveを管理できるようなる。
Microsoftによると、Macユーザーの70%はWindowsマシンも利用しているという。
Windows PhoneとiOS向けのSkyDriveをアップデートした。それぞれWindows Liveのページのリンク先からダウンロードできる。iOS版のアップデートでは、第3世代iPadのRetinaディスプレイに最適化した。
各プラットフォーム向けアプリをインストールしたPCおよびモバイル端末同士でSkyDrive.comを経由したファイル操作が可能になる。例えばiPadからPC上の動画を再生することも可能だ。リモートでPCのファイルにアクセスするには、Windows Liveでのログインに加えてMicrosoftから入手するコードの入力が必要。
従来はストレージ容量が5Gバイトで、上限の25Gバイトまで無料で拡張できたが、4月23日から無料容量は7Gバイトで、有料でストレージ容量を追加できるようになった。料金は年額制で、20Gバイトが800円、50Gバイトが2000円、100Gバイトが4000円だ。
5Gバイトから7Gバイトに基本容量を拡張したのは、7Gバイトにすれば現行のユーザーの99.94%が無料で利用できるからという。
なお、2012年4月22日までに既にSkyDriveに登録しているユーザーは、期間限定で25Gバイトまで無料で拡張できる。
SkyDriveの競合サービスとしてはDropboxやBox.comなどがあるが、米Googleも4月中に「Google Drive」を発表するとみられている。
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