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Flickr、ドラッグ&ドロップで写真をアップロードできるツールを発表

» 2012年04月26日 14時50分 公開
[佐藤由紀子,ITmedia]

 米Yahoo!傘下の写真共有サイトFlickrは4月25日(現地時間)、ドラッグ&ドロップで写真をアップロードできるツール「Flickr Uploadr」を発表した。約2週間で全ユーザーが利用できるようになる見込みだ。

 現行のFlickrのUploadページでは、数ステップかけてファイルを選択・アップロードする必要があるが、新しいUploadページではページ上にファイルをドラッグ&ドロップすることでアップロードできるようになる。アップロードしたファイルはサムネイルとして表示され、Photostreamに追加する前に、回転で向きを変更したり表示する順番をドラッグ&ドロップで変更できる。

 flickr 1 新しいFlickr Uploadrのページ

 また、タイトル、写真の説明、タグの追加方法が改善された。写真内の友達にタグ付けできるようになり、ライセンス条件を変更することもできる。

 こうした機能はHTML5技術の採用で実現した。なお、米Dropboxのサービス米MicrosoftのSkyDrive米GoogleのGoogleドライブでもドラッグ&ドロップでの写真アップロードが可能だ。

 Flickrはまた、アップロード速度を改善し、平均で従来より50〜60%速くしたという。さらに、無料ユーザーがアップロードできるファイルサイズの上限を従来の30Mバイトから50Mバイトに拡張した。これにより、高精細の写真もアップロードできるようになる。

 Flickrには写真のアップロード数に制限はないが、無料サービスでは1カ月当たり300Mバイトまでしかアップロードできず、直近にアップロードした200枚しか表示できない。DropboxやSkyDriveには写真編集機能も付いており、無料でアップロード・閲覧できるファイル容量も多い。こうしたクラウドストレージサービスの台頭により、写真共有専用サービスのFlickrは苦戦を強いられている。

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