米Appleはメディア管理ソフトの更新版となる「iTunes 10.6.3」を6月11日付で公開し、2件の深刻な脆弱性に対処した。
同社のセキュリティ情報によると、今回のアップデートでは「.m3u」プレイリストの処理に存在するヒープバッファオーバーフローの脆弱性と、WebKitに存在するメモリ破損の脆弱性に対処した。いずれも悪用された場合、アプリケーションが突然終了したり、任意のコードを実行されたりする恐れがあるという。WebKitの脆弱性はWindows版のみが影響を受ける。
セキュリティ問題以外にも複数の不具合を修正したほか、7月に登場予定の「OS X Mountain Lion」をサポートした。
iTunes 10.6.3はMac OS X v10.5.8以降と、Windows 7/Vista/XP SP2以降のバージョンに対応している。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR