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ワコム液晶タブレット「Cintiq」に新製品 「24HD touch」と「22HD」

» 2012年07月10日 11時31分 公開
[ITmedia]

 ワコムは7月10日、液晶ペンタブレット「Cintiq」の新製品を7月26日に発売すると発表した。24.1インチでマルチタッチ操作が可能な「Cintiq 24HD touch」と、21.5インチでフルHDワイドの「Cintiq 22HD」の2機種。

 それぞれオープン価格。ワコムストア価格は、24HD touchが32万8000円、22HDが19万8000円。

マルチタッチジェスチャーが可能な「Cintiq 24HD touch」

photo Cintiq 24HD touch

 24HD touchは、現行機種「Cintiq 24HD」(ワコムストア価格24万8000円)と同じ24.1インチWUXGA(1920×1200ピクセル)の液晶ディスプレイに、ペン入力機能とマルチタッチジェスチャー機能を搭載した。「Painter 12.2」など、Windowsタッチ/WacomタッチAPIに対応するソフトなら指によるジェスチャーで画面の拡大・縮小や回転、スクロールなどが可能で、操作をより直感的に行えるとしている。

 Adobe RGBカバー率97%のパネルを採用、DisplayPort使用時の表示色は10億7374万色。ハードウェアキャリブレーションの搭載で高精度なカラーマネジメントが可能としており、カラーキャリブレーションソフト「Wacom Color Calibration」とディスプレイコントロールソフトを同梱する。水平に近い角度に倒せるスタンド、左右両サイドの「エクスプレスパッド」は24HDと同様だ。インタフェースはDisplayPort、DVI、アナログRGB。

 サイズは769.3(幅)×463.7(高さ)×64奥行き)ミリ(スタンド除く)、重さ約28.6キロ(スタンド含む)。

フルHDパネル搭載「Cintiq 22HD」

photo Cintiq 22HD

 22HDは、21.5インチで1920×1080ピクセルのフルHDワイド液晶ディスプレイを搭載。現行機種の「21UX」(ワコムストア価格22万8000円)は1600×1200ピクセルで、同クラスでフルHDのモデルが登場したことになる。

 ショートカットなどを登録できるファンクションキーを左右に合計16個備えるほか、キー位置の本体裏側にはトラックパッドを左右それぞれ配置。画面のズームやブラシサイズの変更などを指でなぞって行える。専用スタンドのチルト角度は30〜80度(垂直から)。180度の開店も行える。筆圧感知は2048レベル、傾き検出は±60レベル。インタフェースはDVI、アナログRGB。

 サイズは650(幅)×400(高さ)×55(奥行き)ミリ(スタンドを除く)、重さ約8.5キロ(スタンドを含む)。

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