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DeNAがストップ高 4〜6月期は好決算、コンプガチャ廃止影響は限定的

» 2012年08月10日 18時10分 公開
[ITmedia]

 8月10日の東京株式市場で、ディー・エヌ・エー(DeNA)が値幅制限の上限(ストップ高)となる前日比400円高(+22.1%)の2210円に急伸した。前日に発表した4〜6月期決算で、コンプガチャ廃止の影響が限定的だったのが好感され、グリーなどソーシャルゲーム各社も値を上げた。

 同社の4〜6月期連結決算(国際会計基準)は、売上収益が前年同期比37.4%増の475億円、営業利益が22.4%増の183億円となるなど、大幅な増収増益を維持。ゲーム内通貨「mobaコイン」消費額が61.8%増の541億円と順調に拡大し、うち4割がスマートフォンユーザーだった。大株主のソネットエンタテインメントをソニーが完全子会社化することも株価にはプラス要因になったもようだ。

 この日、グリーが103円高(+8.09%)の1376円、サイバーエージェントが9100円高(+5.88%)の16万3800円、モブキャストが50円高(+3.36%)の1540円になるなど、ソーシャルゲーム各社が軒並み値を上げた。

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