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OracleがJavaのアップデートをリリース、Mac向けにも初の直接提供

» 2012年08月16日 07時36分 公開
[鈴木聖子,ITmedia]

 米Oracleは8月15日、Javaのアップデートとなる「Java SE 7 Update 6」を発表した。今回から初めて、Mac OS X向けのJava Runtime Environment(JRE)も「Java.com」のWebサイトから直接ダウンロード提供する。

 Javaのアップデートは、これまでWindows向けにはOracleから直接提供していたが、Mac OS X向けはAppleから配信されていた。しかし過去にはAppleからアップデートが配信されるまでに数週間から数カ月かかるのが常だったため、この間はJavaの脆弱性が発覚していながら放置される状態となり、Mac狙いのマルウェアが感染を広げる原因になっていた。

 こうした事態を受けてOracleでは、JREやJava Development Kit(JDK)、さらにはリッチクライアントプラットフォーム更新版の「JavaFX 2.2」などを含めたフル装備のJava SE 7 Update 6をMac OS X向けに提供することにした。Windows向けと同様の自動更新の仕組みも提供する。

 また、Linux向けのJava SE 7 Update 6では、ARM v6とv7に対応したJDKを導入した。

 Oracleはさらに、JavaFX 2.2と、ビジュアルレイアウトツール「JavaFX Scene Builder」正式版も同日から提供を開始した。JavaFX Scene BuilderはMac OS XとWindows向けにダウンロード提供している。

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