携帯向け無線技術企業の米Unwired Planet(旧Openwave Systems)は9月20日(現地時間)、米Appleと米GoogleがUnwired Planetの特許を侵害したとして、両社をネバダ州地区連邦地裁に提訴したと発表した。
Openwave SystemsはWAP関連製品などで知られていたが、モバイルソフトウェア事業の売却後は“知的財産にフォーカス”しているという。同社は2012年5月に社名をUnwired Planetと変更した。現在、約200の特許と、約75の申請中特許を保有するとしている。
Appleは、iOS端末(iPhone、iPad、iPod)、App StoreやiTunes、Siri、マップや地域情報サービスなどがUnwired Planetの10件の特許を侵害しているという。
Googleは、Google検索、AdWords、Googleプレイス、Google Play、Bouncer、Googleマップ、Google+などのサービスとAndroid端末が、10件の特許を侵害しているという。
プレスリリースに、それぞれが侵害したとする特許のリストが掲載されている。
同社は、「AppleとGoogleは、15年以上にわたってUnwired Planetの知的財産に依存する端末やサービスから莫大な収益を得ている。両社はわれわれの特許技術を使うなら補償するべきだ」と語った。
米Microsoftは2011年11月にUnwired Planet(当時はOpenwave)と特許ポートフォリオのライセンス契約を締結している。
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