米Googleが9月25日に日本で発売したオリジナルタブレット「Nexus 7」は、台湾ASUSが製造した端末だ。7インチのIPS液晶ディスプレイを備え、重さ340グラムと薄型軽量。CPUはTegra 3(4コア)を、OSにAndroid 4.1を採用し、インカメラ(1.2Mピクセル)やBluetooth、NFCを搭載するなど、1万9800円と低価格ながら十分な機能を備えている。Google Playでの通販のほか、10月2日から全国の家電量販店で販売する。
ディスプレイは1280×800ピクセル表示で、10点認識マルチタッチに対応。傷に強いという米Corning製ガラスで保護している(Corning製だが、Gorillaガラスではない)。実機を見たところ鮮やかで見やすく、高精細な印象だ。背面はプラスチックっぽい高級感のない素材だが、その分軽く、片手で持ってもそれほど負担に感じなかった。
加速度センサー、ジャイロスコープ、NFC、GPSなど各種センサーを搭載。通信はIEEE 802.11b/g/n、Bluetoothに対応した。メモリはRAMが1Gバイト、フラッシュメモリが16Gバイト。1回の充電で10時間の連続Webブラウズが可能だ。サイズは198.5(高さ)×120(幅)×10.45(厚さ)ミリ。
Androidのアプリマーケット「Google Play」の電子書籍サービス「Google Playブックス」で漫画や小説などをダウンロード購入したり、映画レンタル/購入サービス「Google Playムービー」で映画を見たりといったことが可能。Google Playからのアプリダウンロード数は、日本が世界3位という。
Chromeを標準ブラウザとして搭載した初の端末。スワイプ操作でタブの切り替えなどが可能で、快適にWebブラウズできるとしている。GmailやYouTubeも、Nexus 7に最適化したユーザーインタフェースになっている。
パーソナルアシスタント機能「Google Now」を装備した。住んでいる地域の天気予報やいつも使う道の渋滞情報、電車の時刻表など、その人に必要な情報を知らせてくれる機能だ。「使えば使うほど賢くなり、精度が高まる」と、米GoogleのAndroid製品マネージメントディレクターのヒューゴ・バラ氏は話す。
音声検索機能は通信不要のスタンドアロンで装備。オフラインでも利用できる。検索結果の写真を大きく表示するなど、ユーザーインタフェースも一新した。
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