スクウェア・エニックスは9月27日、オンラインRPG「ドラゴンクエストX」(Wii)で、ライターと名乗る人物が操作するキャラクターが、取材と称してゲーム内通貨を渡すのと引き替えに、プレイヤーの氏名や年齢、電話番号を聞き出していたとして注意を呼びかけている。
運営の告知によると、ライターを名乗る人物のキャラクターは、「しぐさのダイス」とRMT(リアルマネートレード)の取材と称し、ほかのプレイヤーキャラクターに次々に話しかけ、ゴールドを渡すことを条件に“取材”を持ちかけ、相手やその知人の氏名、年齢、電話番号を聞き出していたという。
同社によると、ライターを名乗るキャラクターは、相手がRMTを知らなかった場合は「RMTによって多額の現金が稼げる」などと吹聴していた、という。このキャラクターが取材相手に渡したゴールドは、RMTによって入手したものだったことが調査で分かったという。
問題はゲーム内のログ解析で判明。同社は「非常に悪質な行為」として、同アカウントを懲戒処分としたという。本職のライターによる取材だった可能性はあるが、「ユーザーの個人情報を聞き出す行為はスクウェア・エニックスアカウントの規約違反」である上、「RMT行為の吹聴は、禁止されているRMTを助長しかねない行為」としている。
同社はユーザーに対して「ご自身・知人を含め、一切の個人情報を他のプレイヤーに絶対に教えないように改めてご注意ください」としている。また不審なキャラクターを見つけた場合はゲーム内の報告機能を使って通報するよう呼び掛けている。
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