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東京タワーは高層ビル? iOS 6地図アプリでまた不思議な光景

» 2012年10月08日 20時06分 公開
[ITmedia]

 東京タワーが高層ビルのようだ──米Appleが先月リリースした「iOS 6」の新地図アプリで、最近になって建物の3Dモデルの表示ができるようになった。だが、一部の著名なランドマークが不思議なことになっているという報告がある。

photo 東京タワー

 地図アプリの左隅に表示された「3D」をタッチすると、地図が斜め上からの鳥瞰(ちょうかん)視点になる。建物は白色の3Dモデルで表示され、高さがリアルに分かるようになっているが、東京タワーや札幌テレビ塔、通天閣を訪れると、そこには塔というよりビルが現れる。

photophoto 大阪城、札幌テレビ塔も
photophoto なぜかローマ字表記の通天閣も高層ビルに。名古屋城も
photophoto 東京スカイツリーには3Dモデル自体がなかった

 大阪城や名古屋城といった城郭もビルとして表示され、国会議事堂にもビルが建っている。建物の高さのデータに汎用の3Dモデルをあてがっているため、こうした不思議な表示になるようだ。一方で東京都庁などは実際の建物を反映したモデルが表示されている。多少時間がかかるとしても各地のランドマークが1つ1つ3D化されていく可能性はあり、改善が進めば便利に使えそうだ。

photophoto 都庁は比較的リアルに。街並みも建物の高さデータだけとはいえ、なかなかリアルな表示になっている

 Appleの新地図アプリでは、駅の場所が不正確といった不具合が世界各地で報告され、ティム・クックCEOが謝罪する事態になっている。

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