FacebookとGoogleのアカウントのプライバシー設定状況をチェックして状況を表示し、設定変更を容易にするChromeブラウザ向けのプラグイン「Privacyfix」が10月9日(現地時間)にChromeウェブストアに登場した。Webパブリッシャー向けプライバシーアプリケーションを手掛ける米PrivacyChoiceが無償で提供する。
Privacyfixをインストールすると、まず約1分かけてログインしているGoogleとFacebookのアカウントの設定を解析する。ユーザーデータはPrivacyChoiceのサーバに送られずにユーザーのWebブラウザで表示されるためセットアップに時間がかかるが、その分安全だとしている。
セットアップが完了すると、まずFacebookのプライバシー設定状況のページが開く。例えば、FacebookのプロフィールがGoogleによってインデックスされているか、Facebookがユーザーデータを提携サイトに提供する「インスタントパーソナライゼーション」を許可しているかどうかなどが分かる。Facebookがプライバシーポリシーを変更すると、ユーザーが気付かない間に自分のデータ利用を許可してしまう可能性があるが、このプラグインで自分がどのような設定にしており、それが何を意味するのかが理解できる。プライバシーポリシーが変更されると、それも通知してくれる。
Facebookの他、Google(検索およびGoogle+)、ユーザーデータを共有している過去に訪問したWebサイトの一覧、自分をトラッキングしている広告ネットワークの一覧がそれぞれのタブで表示される。
PrivacyChoiceによると、少なくとも1200の企業が広告・マーケティング目的でユーザー履歴をトラッキングし、ターゲティング広告に利用しているという。Privacyfixは、そうした現状をユーザーが把握し、自分の意志で設定をコントロールできるようにする目的でこのプラグインを公開したとしている。
同社は米AppleのSafari用プラグインも準備中だ。
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