米Evernoteは11月8日(現地時間)、iPhone、iPad、iPod touch向けアプリをバージョン5.0にアップデートしたと発表した。Mac版は現在、バージョン5のβが公開されているが、iOS版は一足先に正式リリースとなった。数年に1度の大きな刷新という。
今回のアップデートでEvernoteが目指したのは「すべての主要機能を2タップで開けるようにすること」。ホーム画面も、従来のノートが均等にカード状に並ぶデザインから、画面上部に3つの「クイックノートボタン」(後述)と最新のノートがカード状に並び、その下に「すべてのノート」「ノートブック」「タグ」「場所」がフォルダにまとめられ、重ねられたビジュアルで表示される。Evernoteのほぼすべての画面で表示されていたページ上部のカテゴリ選択バーとページ下部のオプションバーはなくなり、その分画面が広くなった。
左上のクイックノートボタンは、これまでオプションバーの左端にあった「新規ノート」に代わるものだ。上から、ノート作成、スナップショット、ページカメラを1タップで開ける。
「すべてのノート」フォルダを開くと、ノートがカード状に並ぶ。新規ノートの代わりに、右上に「+」アイコンが追加され、これをタップすると新規ノートを作成できる。並び替えは、従来の「オプション」ではなく、上部の「日付」「題名」で行う。ホーム画面に戻るには、左上の象アイコンをタップする。
検索機能も向上した。体感速度が速くなり、検索結果が履歴として残るようになった。
「場所」も新しくなり、位置情報を付けたノートのサムネイルが地図上に表示され、サムネイルを直接タップすることでそのノートを開ける。なお、地図エンジンは従来のGoogle Mapsではなく、Appleのマップを使っている。
11月5日に公開されたMac版Evernote 5.0 βも従来版から大きく変わっているが、モバイル版とは異なる進化を遂げている。Mac版βのインストール方法などについてはEvernoteの日本語ブログを参照のこと。
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