フィンランドNokiaが1月24日(現地時間)に発表した第4四半期(10〜12月期)決算は、売上高が前年同期比13%増の80億4100万ユーロ(約107億ドル)で、営業利益は4億3900万ユーロ(約5億8400万ドル)だった。営業利益は7四半期ぶりに黒字となった。前年同期の営業損失は5億7600万ユーロ(約7億5400万ドル)だった。
同社は決算発表に先立ち、11日に同四半期の端末販売台数を発表した。米MicrosoftのWindows Phone搭載スマートフォン「Lumia」シリーズの出荷台数は440万台(前期は290万台)で、Symbian端末を超えた。モバイル端末の総販売台数は前年同期比24%減の8630万台で、そのうち1590万台がスマートフォンだった。ASP(平均販売価格)は15%減の45ユーロ、粗利益率は3.8ポイント増の7.4%だった。
Nokiaはまた、通期での無配を提案した。「戦略上の柔軟性を確保する目的」としている。Bloombergによると、同社が無配に転落するのは、少なくとも143年ぶりという。
スティーブン・エロップCEOは「ビジネス戦略の成果が財務結果に反映され始めたことに勇気付けられている」と語った。
変更履歴:粗利益率の誤りを修正しました。[2013/1/27 8:40]
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR